パソコンでインターネットを利用する場合、コンピューターウイルス対策の徹底やWindows Update による定期的な更新プログラムのチェックが必要とされています。
しかし、インターネット上にはこれらの不安を煽って不要なソフトをダウンロードさせ、起動時などにクレジットカードで有料版を購入するように誘導する画面を毎回表示する迷惑ソフトが増えています。
「広告」を装っているので騙されやすいですが、不用意に「ダウンロード」のボタンをクリックしてはいけません。
サポセンに見えた方にも、複数の迷惑ソフトが発見された例があります。本人が気づいている場合は駆除する方法が有りますが、「なんか嫌だけど×をクリックして終了させて我慢している」例もあるようです。

100を超える色々な迷惑ソフトがあるようで、全てを網羅するのは難しいですが、分類してみると
〇マルウエア駆除系
マルウエアが見つかりました。駆除しないと危険です・・などと表示されます。
・Winzip Malware Protector
など
〇ドライバ更新チェックソフト系
ドライバが古いから最新に更新します・・などと表示されます。
・slimware DRIVERUPDATE
・Winzip Driver Updater
など
〇レジストリクリーナー
パソコンを高速化します、レジストリにエラーがあるから危険です・・などと表示されます。
・pc speedscan pro
・Reimage RePair
など

ほんの一例ですが、これらのアプリはインターネットを利用している方が広告をみて「良かれと思って」自らクリックしてインストールしたもので、最初は無料のトラブル対策ソフトのようにふるまうので、ウイルス対策ソフトが入っていてもすり抜けてしまいます。
中には、「developed Microsoft Partner」などとマイクロソフト社と関係があるように表示している例がありますが、手続きすればだれでも使える名前を使っているだけです。

×ボタンで終了すれば画面は閉じますが、毎回うっとうしいですし、背後でアプリが動いているのでパソコンの動作が不安定になることもあり、契約するとそれまで利用していた正規のウイルス対策ソフトを停止させる場合もあるようです(お金を払えば正規ソフトとして動作する!?)。
削除したい場合は、「設定」-「アプリ」のアプリ一覧に上記のようなソフトが表示されている場合は、ファイル名をクリックすると「アンインストール」と表示されるので、そこをクリックすると削除されます。
しかし、アプリの中にはこの方法では削除できないように仕組まれたものが有り、特殊なアプリを使う必要が有ります。
繰り返しになりますが、フリーソフトのダウンロードページなどの中に分かりにくいように小さく<広告>として組み込まれている場合が多いので、自分は詳しいから大丈夫といって不用意に「ダウンロード」のボタンをクリックしないようにしてください。